割と既知なノウハウではあるけれど、 同盟内でまたコンセンサスを得ておく必要があるかと、 個人的に所感を書き書き。 会議よりも日記に挙げてしまう困ったマスターさんです(*ノノ ROやってない人にも読めるように、なるべく汎用語を使うように・・・ってムリがあったかも(笑 でも、ソーシャルゲームだけあって、 良い感じに現実と収斂してるところもあって歴史好きとしては個人的に面白く。
-----------------
ダンサー、賢者などの2-2次職の出現によって、 高台や隘路を利用した平地防衛は姿を消し、 GvではWPをはさんで対峙する塹壕戦が主戦場となった。 EMCの実装は、防衛側に前哨や撹乱の運用を可能としたが、 逆に高跳びの出現は、EPR防衛以外の選択肢を奪ってしまった。 かくて、近代的Gvにおける防衛ラインは、 EPRにおける縦深ラインと1-3MAPにおける前哨で構成される。
この文書では前哨の役割と動き方について再確認する。
前哨とは敵の主攻勢がない戦線(砦)において、 EPR本体ラインの前方、1MAP乃至3MAPに配置される小規模の部隊を指す。 目的は i)敵の攻勢または侵入の有無およびその規模の早期検知 ii)敵の本格攻勢に対して味方の戦略的予備がEPR本体ラインに集結(EMC)するまでの時間稼ぎ を保証することによって、 本体ラインからより多くの戦略的予備を抽出し、 他戦線へ割り当てることを可能とすることにある。
このように、前哨部隊の任務は、 展開地の確保や敵性勢力の撃滅では決してない。
前哨部隊の任務は、重要度の高いものから、 1)侵入してきた敵の発見と報告 2)敵マスターのEMC阻止 3)EPRの本体ラインの隠匿(前哨ラインで足止めを行うことによる) 4)敵の士気へのダメージ(前哨ラインで敵を圧倒することによる) である。 1)が何よりも優先する。 敵のステルス性の斥候やマスターが、どんな侵入経路を通ってきたとしても かならず発見し、報告することが要求される。 発見後は撃滅よりも司令部への報告が優先される。
このため、前哨の配置位置は侵入経路が最終的に合流するポイントが最重要となり、 それは自動的に3MAP最後方となる。 前哨の兵力に余裕がある場合には、経路上の要点にも分散配置したり巡回哨戒を行ったりする。
敵マスターを除いて、前哨による撃滅は常に優先順位の最下層に位置する。 例えば、前哨に敵の斥候の騎兵が捕まって足止めされている場合、 この騎兵への打撃に加わるよりも、サイトを焚いて未発見の敵の捜索に努める方が、 有効であることが多い。
基本的に、敵の攻勢が始まったら前哨では対抗できない。 敵の攻勢に対しては前哨は壊乱することが前提である。 もし、前哨で敵の攻勢を食い止められるのであれば、 同じ戦力でEPRに籠もった方が更に効率的であることに注意しなければならない。 その分の戦略的予備をもって他戦線や本体ラインに回すべきと言える。 (3MAP最後が隘路などで地形効果が高い場合も例外的にはあるので、 ややケースバイケースである。だが基本的に近代的Gv軍隊の前には、 平地戦は消耗戦となるため、派遣戦力程度の寡兵で行うにはムリがある。)
このため、敵の本格的な攻勢が始まり、前哨兵力の消耗が始まっても、 本体ラインから前哨に増援を送るべきではない。 敵の攻勢にあたり、前哨の任務は時間を稼いで壊乱することで完了する。 稼ぐべきは、戦略予備が本体ラインに展開するまでの僅かな時間であり、 これは、近代的なGv組織であれば、 戻す戦略予備の決定に1分、EMCからライン展開までの1分を考えても、 2分に過ぎない。 その後の3MAPにおける防衛側の行動は前哨目的ではなく、攪乱行動であり、性質が異なる。
冒頭の歴史的経緯からも分かるように、前哨はEMCの存在を前提としている。 もしマスターの展開状況からEMCが使用できない戦線であれば、 警戒は砦前監視にとどめ、前哨はおかず、EPRに籠もって消耗を避けるべきである。 例外は対カウンター時のマスター迎撃だが、 これはスタダシフトの話として前哨とは別にとりあげるべきだろう。
前哨については以上である。
余談ながら本体の縦深ライン攻略の方法は依然として 前後衛が連携した梯団突撃が有効であり続けているが、 実践できている勢力は少なく、 依然として「前衛が橋頭堡を確保し終わってから後衛が入る」というドクトリンが強い。 実際には後衛の破壊力なくして橋頭堡を確保することは不可能であり、 後衛にはいつまでも突入の機会なく復帰阻止に専念するという事態に陥りがちとなる。
なお、歩兵の防御力と騎兵の機動力と砲兵の破壊力を兼ね備えた、 yuyにゃんという破壊的な兵科が存在し、攻略において決定的な役割を果たすことがある。 しかしながら、この兵科を保持する勢力は現状FLAPだけである( ・ω・)。 | |